勉強しなさい!は逆効果?

皆様こんにちは!

高木塾の高木です。

本日は、「勉強しなさい!」という声かけの効果についてお話ししていこうと思います。

保護者の方々や入塾前の保護者様から、

「家で中々自分から勉強しようとしなくて、勉強しなさい!というんですが、あまり聞いてくれなくて。。」

というお声を良く耳にします。学校で勤めていた際も、塾でも一番大きな悩みのタネといっても過言ではないと思います。

私もたくさんのご家庭の保護者様・生徒様とお話しさせていただき、子供が自分から学習に向かおうとせず、止むを得ずそういった声かけになってしまう保護者様の気持ちは痛いほど理解できます。

しかし!多くの研究結果では「勉強しなさい!」は勉強時間を増やすどころか、逆効果、すなわち勉強時間が減るというデータまで出ています。

これは、心理的リアクタンスという効果が働くためだと言われており、人はある特定の自由が他人に侵害されたと感じる時、自分には自由があるのだと確信するために命じられた行動と逆の行動を取る確率が高まる、という効果のようです。

すなわち

「ゲームやめなさい!スマホやめなさい!」→やめない

「勉強しなさい!」→しない

という構図が出来上がってしまうようです。

更に、ベネッセ教育センターの研究によると、勉強しなさいという声かけを日々している群としていない群に分けて1日の学習平均時間を調べると、言っていない方が、学習時間が4分ほど長かったそうです。

では、ここからは私なりの対策と見解を綴っていこうと思います。勉強しなさいと言わずに、子供たちを勉強に導く方法について考えてみました。

①勉強の面白さを知ってもらう(気づきを与える)

日常でも、私達の身の回りには不思議なことがたくさんあります。私も先週5歳の娘になぜ空は青いのかと聞かれ回答につまり、そこから検索をして説明をしました。人は誰しも知的好奇心を持っていると思います。勉強と思わせることなく、日常の小さな不思議を見つけて、気づきを与えることが知的好奇心を刺激し、学びの楽しさを知る第一歩になると考えます。

②勉強の計画を一緒に立てる

勉強しなさい、ではなく、その日にどんなことをするのか、いつのタイミングでするのか、どこでするのかなど相談しながら一緒に考えるというスタンスで計画を立てるのも良い手だと思います。なんと一緒に計画を立てるだけで平均学習時間が20分ほど伸びているというデータも出ています。

③将来の話をする

今している勉強が将来どう役に立つのかを話すことも効果的です。

数学の証明は物事を筋道立てて考える力が身につく、など具体的なこともあります。

また、目標を立てて努力すること、テストの点数にこだわることや改善することで将来仕事をするときに大切な力が身につくなど抽象的なことでも構いません。保護者様が考える勉強が生活に生きる話をしてあげてください。

【まとめ】

現代はスマホにゲームと勉強よりも優先順位が高くなる要因がたくさんあります。

上記の情報が少しでも多くの親御さんの役に立地、楽しく勉強する子供が増えれば嬉しい限りです。

高木

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